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ヴァルドルフ学校講座

街にあるヴァルドルフ学校で公開講座があったんで久々に勉強熱心になって行きました。

はい、ヴァルドルフ学校てなんやねんって言う声が部屋中に響いたんで説明です。この学校はドイツで生まれた特別な制度を持つ私立学校です。日本ではシュタイナー学校の名前のほうがよく通ってるみたいです。特色は、、、

◇子どもは何事も身体で学ぶことが重要なので、従来の机に座って教科書開いての授業はほとんどなし。芸術的活動を伴い、体を使って覚える。

例えば、低学年ではアルファベットを覚えるために、自分の名前のつづりを踊って覚えます。あと、この学校に見学に行っている友達によると、なんと数学の時間でも歌を歌います。

こっからは今日の話。

なんでできたか。
①国立の学校システムが時代の変化とともに機能しなくなってきた。(3種類ある中高等学校は、本来職業別に沿って生徒は勉強できていたが、現在では大学志向が急激に増し、学校の種類は単なる成績別になってしまった。)
②非識字率の増加を食い止めるため(ドイツでは現在でも500万人の文盲の人がいる。学校ではこれは補われない。)

長所。
①国立の学校制度が小学校終了とともに3種類の学校に分かれるのに対し(この時期親は進学校のギムナジウムに入れるよう必死になる。)、ヴァルドルフ学校では一貫で教育ができる。
②アビトゥア(ギムナジウム卒業試験合格資格)も取得できる。
③学校の方針が明確なので、教師は全員協力して指導することができる。

この変わったヴァルドルフ教育学は簡潔に言うと自律心を育てるためのものだそうです。なんで、生徒は取りたくない授業はとらなくてもいいんです。で、そっから話は人間の成長過程になり、いろいろ続き、、(このへんわからんかったw) 読書の話になりました。「読む力」がこれからの教育に絶対に必要だということです。(講師のおじちゃん力む)周りに本がある環境に育った子どもは何かしら秀でたものを持つそうです。「見る」→「読む」→「理解する」→「書く」のプロセスが学習になくてはならないものなんですって。日本でもちょっと前そんなん言うてましたね。

さらにさらに話は続き、学校では「学ぶために学ぶ」教育をします。また本の話やけども、読んだ内容が自分の興味のものだったら、さらにさらにと違った本を探して学びたくなります。実際に授業では習うことをまとめた「教科書」はなく、図書館でひとつづつ調べるそうですわ。効率悪そうやなーて思ったけどこのほうが絶対身につくやろなって納得しました。こうやって自分で学ぶ姿勢を学校で学ぶと、自然に自律的な人間になるっていうまとめでした。

でも実際ドイツに来てみて、日本できいてたような「理想の学校」的な意見だけでなく、かなり手厳しい批判もかなり聞きます(例えば「自分の興味のあることしかせず、我慢や忍耐を知らず、社会的に外れた大人に育つ」など)。日本にも何校かこの学校はあるみたいやけど、実際に今の状況とそぐわないとこもあるんちゃうかなーて思ったりもします。そのへん実際に日本のヴァルドルフ学校に行ってみんとわからんけど、日本の公立学校に応用できるもんはけっこうあるなーて感じました。

もっとこんなんあったらまた行きたいわー。かじっただけやし。。まー今日は充実しとったかなあ。プチ模様替えもしたし。

シュタイナー教育(Wikipedia)
Waldorfschule (Wikipedia)

by walkie-talkie | 2007-02-06 09:43 | Note / Notiz  

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