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京都・嵐山

今が見頃でございます。

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上から天龍寺周辺、大河内山荘内2枚、(たぶん)嵐山
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by walkie-talkie | 2005-11-27 18:42 | see / sehen  

文学のなんたるかを

「先週はとてもいろいろなことがありました…。」とドイツ語の先生が授業のはじめに言いました。

確かに学祭と同時に忘れられないことは、ドイツの作家Ingo Schluze(インゴ・シュルツェ)さんが大学に来たことです。シュルツェさんはドイツを代表する著名作家で、800ページもある新作Neue Leben「新たなる生」の原稿の一部を持ってきてくれました。

「新たなる生」はある小説家が3人の女性に送った手紙が描かれています。小説家であることを「堕罪」と表現した自分が東西ドイツ統一をはさんで変わっていく自分を見つめ、苦悩する様子を淡々と手紙に告白するように表現しています。

前半はシュルツェさんの作品紹介と朗読でした。紹介のなかでシュルツェさんは、読者は手紙を読んで対話をしてほしい、自分の経験したことを思い浮かべてさまざまなことを作品にぶつけてほしいと話します。そしていよいよ作品についての質問・議論となりました。次々と作品やシュルツェさん自身の質問が飛び交うなか、決心して手を挙げました!とても単純な疑問が浮かんだからです。

「なぜ、書簡形式にしたのですか?対話をするのなら、会話・独白・演説などさまざまな形があるのではないでしょうか?」

「対話と言いましたが、ここではこれを読むことによる『反響』と言ったほうがいいでしょう。手紙にすることで、しかも3人の女性にひとつのことを違った表現で書くことで、さまざまな見方や捉え方をしてほしいと思いました。例えばこれを起こったことどおりに順番に書いていくと、ひとつの『事実』ができあがってしまい、違った見方ができなくなります。」

今まで小説はいろいろな書き方や表現があり、作家の好みで(もちろんいいと思って)好きに書かれている気がしてました。実際は合理的にしかもある意味美しく仕上がるように計算されていたのですね。主観を持たせて、起こったことをすべて表現するには確かにこの形式が一番いいんだなあと感じました。まだまだ勉強不足でした。

小説への見方も変わりました。今までは小説はすべて作家の空想や発想で作られてる、エンターテインメントに近い感じがしていましたが、今回で言えばベルリンの壁崩壊が人々の心に与えた影響など社会的要素を含んだものもあるのだということです。登場人物や舞台は作られたものだけれども、実際に起こったことを含ませ作家がどう思ったかを小説で表現しているのです。人が作ったものだから考えが作品に映るのは当たり前かもしれません。もちろんまるっきり架空のものもありますが、小説を読むときにはこういうことも意識したいと思いました。

作品
「幸福の33の瞬間」 デビュー作。あまり知られていなかった「東」の生活を描き大きな話題に。
「シンプル・ストーリーズ」 壁崩壊後に激変した社会の人間を描く。原題は"Simple Storys"。ストーリーの複数形がそのままsなので実はこれはドイツ語なんですっていうネタも教えてもらいました。

どれも読んだことないけどすーぐに読みたい本リストに入りました♪
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by walkie-talkie | 2005-11-19 01:00 | think / denken  

Woyzeck

いよいよ学祭でございます!今年もドイツ語劇D-51(いや、むこうがあとですよw)は上演します!

11月12日(金)午後5時から
Woyzeck 「ヴォイツェク」

ゲオルグ・ビューヒナー作の悲劇です。人体実験をしながら生計をたてている庶民階級のヴォイツェクが、所属する軍隊の上司や妻、医者との会話を通してだんだん生活が変わっていく様子を描いています。虐げられた庶民層と、金持ちの階層の生活が対照的に取り上げられます。生活をきりつめ、苦悩の果てにヴォイツェクがとった行動とは…?

見所はなんといっても主人公の心の変化です。気がつけばはじめとはぜんぜん違った様子を見せていて悲劇へと進んでいきます。それをとりまく人物(もちろん役者の演技も)にも注目です。え。おれは何するかって。Bitte kommen Sie doch mal. 見に来て衝撃の事実を確かめてくださいw

今年はベルリンの演出家ハンス・ヴェーバーさんに来てもらい演技指導してもらいました。いやあ、あらためて教授の顔の広さを実感。セリフの言い方から歩き方まで少ない時間で学ぶもんはあったと思います。それに加えて今年から字幕がパワーポイント使用になったんで俄然見やすいです!去年みたいに「字斜めやん。」「字多いやん」てことにはなりませんw

みなさまぜひおこしくださいませ☆
語劇スタッフのみなさまがんばりましょう★

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"Die Präsentation fängt an!"
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by walkie-talkie | 2005-11-11 01:08 | Diary / Tagebuch  

合意

意志が一致すること。ただし、解釈はさまざまらしい。

米国牛の輸入再開が決定。生後20ヶ月以下の牛を対象に輸入を認める方針。日本は全頭検査を要求したいところだが、「30ヶ月以下も可能だ」と米国。

自民党、選挙前はサラリーマン増税は「絶対にしない」とマニュフェスト。議席数3分の2を獲得した今となっては懐かしの思い出。「(増税案は)議員なら誰もが考える道」だそうな。

横須賀基地に米軍キティホーク。神奈川県は自治体にこれ以上負担が増やすのは「遺憾」。住民は県レベルで強く「反対」。これに対して「すでに日米で合意したことだ ("It's done.")」と米国。

自民党憲法改正案。環境権、プライバシー、公共の福祉。第9条はもちろん保持。ただし、平和主義と国際貢献を貫くためどうしても「軍」が必要らしい。

ついに大学統合。事務レベルでも協議が進む。伝統を残すため今ある言語は必ずすべて引き継ぐことを明言。学科についてはまだ何も言わないそうで。「地域」は残る、「国際」は…?
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by walkie-talkie | 2005-11-07 22:57 | think / denken  

慣れ

こんなことがありました。今日バイト先のカフェにおっちゃんおばちゃんのグループがやってきました。祝日やもんねー。みんなでお茶しましょ。そういう雰囲気。なにやらみんなで話し合っています。パンを選んで、さあレジへ。いつもどおりレジの人が尋ねます。

「こちらでおめしあがりでしょうか?」

「Oh? …Yes, yes. Two "hot coffee"!」

面食らいました。大阪のおっちゃんおばちゃんやと思ってた人が、英語で答えたのです。そしてよく聞くと、全員お互い英語で話していました。全員無事に飲み物を受け取り、席についておしゃべりに花を咲かせていたのですが、自分のなかではしばらく違和感が消えませんでした。

今日来店した方はたぶん日系人なのでしょう。日本にいて「外国人」と聞いてどのような人を思い浮かべるでしょう?白い肌?青い瞳?ブロンド髪?最近でこそ学校の英語教科書にはさまざまな人種の人が描かれるようになりましたが、日本の世間はまだ外国人といえばこの3つのアイテムを浮かべることも多いはずです。(英語学校のCMに中国系やアラブ系の「ネイティブスピーカー」がでてこないのはなぜ?)そして自分でも知らず知らずにそんなイメージを持っていることも確かです。だから今日「外国人らしくない」人が英語をしゃべっている光景を目にして驚きかえったのです。

日本人の容姿をした人=日本語をしゃべる

このことが、1言語1民族が大半を占めている自分たちのなかに「慣れ」としてあるのかもしれません。逆に今、これほど英語が取り上げられるのに、日本人同士が梅田や京都や神戸で英語をしゃべるのを聞いたことがありません。日本には日本人がいて、日本語を話すということに慣らされているからでしょうか。「慣れ」ていることが突然変化したとき、どう受け止めたらいいんでしょう。ひょっとして自分に変化や刺激を与えるよい気づき??そんなことを考えた日でした。

続き…

「Hot, or iced?」

「Hot.」

「(ドリンク担当の人に)ホット入りまーす。」

「Yeah, "hotto" please!」
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by walkie-talkie | 2005-11-03 22:32 | find / finden